忍者ブログ
3/ 21

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

周りの景色はゆっくり流れているのに、どうもそれがしっくり肌に馴染まない。というか、自分の中の時間の速度と、周りの時間の速度が噛合わないような感触がずっと続いている。

思い出したように悲しんでみたり、思い出したように笑ってみたり、思い出したように忘れる。信号は赤なのに自分がなぜ止まっているのかわからない。青だから進む、赤だから止まる、それがなぜだかわからない。

ルーティンワークの最中にいれば、その速度に囚われず、理由や意義にも囚われないまま生活は続いていく。矛盾はないし、疑問もない。思い出すように電話を掛け、思い出すように朝食を食べ、思い出すべきことを思い出すようにしている。かさぶたのしたから、またかさぶたが産まれるような感覚が止まずに訪れる。

些細な疑問は思い出さないように、煩雑な雑音は聞かないように、そのように正常ぶって振舞ってみていても、やはり以前の姿とは違う姿で鏡に映る自分を見て、どこまでいっても真直ぐな道を進むような思いを抱く。

どこから正常でどこから非正常なのか、モラルとも言うべきそれが、社会性とか公共性よりという法治よりも、感情や愛情というような人治にベクトルが傾いているのは、おそらく今の僕にとって正常な事なんだろうということへの確信だけは、相変わらず続く似た様な躓きと既視感溢れる日常という一本縄の上に、危ういバランスを保っている。仮設住宅に住む、という意味においてもたぶんそれは正しい。
PR
>>commemt
name
tittle
color 反転用
mail
url
text
pass   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
>>trackback
この記事にトラックバックする>>
  top  
忍者ブログ [PR]